家事ってめんどくさい…やる気が出ない主婦の動線改善技術
家事ってめんどくさい…やる気が出ない主婦の研究白書
家族のために、自分のために、昔はそんな自分も好きだった。
家事もなんの負担でもなかったけれど、そんな生活が、1年、2年と続くと自然と、昔のようにやる気満々というわけにもいかなくなってきますよね。
そんなとき、昔のフレッシュな気持ちを取り戻すためにやっていることはありますか?こんな問題は多くの人は抱えていると思います。そんなときにみんながやっていることと、脳科学的に、やる気が出ない理由と、どんなことに気を付ければよいかを考えてみます。
目次
- 理にかなった家事のノウハウ
1-1. 家事・生活の動線を考える
1-2. リスト化し、小さいことから始める - 家事がめんどくさいと感じるのは…
2-1. 家事と直面する距離でやる気が変わる
2-2. 家事のモチベーション
2-3. 疲れやすい人は - まとめ
目次
理にかなった家事のノウハウ
自分たちの生活のためとはいえ、毎日やる家事は精神的にも負担になってきますよね。疲れていればなおさらですし、育児もあるとなれば、もはや猫の手も借りたい状況ではないかと思います。
ですがそんな生活をしている人は当然自分たちだけでなく、ほかの主婦の方たちも経験しているわけで…みなさんどのように工夫して、そういった危機を乗り越えているのでしょう。
まずはみなさんがやっている工夫、ノウハウの中から、これは有効だなと思ったものを、その理論と合わせて2つご紹介します。
家事・生活の動線を考える
たとえば、カリスマショップ店員が、新しい店に派遣され、意識することは、商品、接客、動線。
自分も以前アパレルショップで働いていた時に、カリスマ店長が入ってきたことがありましたが、前面に背の高い商品を陳列する、直線経路を確保して、店舗の奥行きを見せる、など、動線づくりだけで売り上げを1.5倍近くに伸ばしていました。
スーパーに行っても同じですね。基本的な経路は入り口から出口まで1直線になっていて、青果→鮮魚→精肉→惣菜と、順序を決めて並べることで、その日の献立を決めやすくなっており、売り上げに貢献しています。
動線には、それだけ人を動かす力があるんですよね。これを家事に当てはめてみた場合、汚れている家ってこの動線がめちゃくちゃになっていることが多いです。
例えば洗濯、これって洗濯物を抱えたまま、洗濯機のある場所から、ベランダの物干し場まで移動しなければなりませんから、例えばその通路にリビングの机があったり、濡れた足で歩くのに、カーペットが敷いてあったりすると、人って無意識にストレスを受けるんですね。
すると、次に洗濯をしようとしたときに、脳が、なんだかいやだなぁ…と、無意識のうちに拒否するようになる。
同じように、家に帰った時に、コートをかける場所が、部屋の一番奥にあり、そこにたどり着くまでに、ベッドや照明をよけたり、そのうえクローゼットに毎日しまうなんてことになれば、すぐに近くの椅子やら床やらにコートを放り出す生活が始まるでしょう。
服や靴下を脱ぎっぱなしにする人も、それは何かの障害を感じている場合が多いんですね。食器を片付けなかったり、使ったコップをその辺に放置したりというのもおなじ理屈で説明できますね。
何か家事に嫌気がさしている、家族が何かをやりっぱなしにしている、などは、その動線に何か邪魔なものがないか、確認し、配置を変えてみると、きっと改善が見えるはずです。
リスト化し、小さいことから始める
やることはいっぱいあるけれど、何から手を付けていいかわからない、結局必要に迫られるまではやらずじまい、なんてこともありますね。
そんな時にするべきことがタスク(やること)のリスト化、ですが、それだけではたくさんの課題に萎えてしまうのは変わりません。
コツはこの時に、小さい仕事から先にこなし、やることを1つでも早く削っていくこと!大きな仕事を終わらせるには大きなエネルギーが必要、それを「あぁ、まだやることがいっぱいあるから早くやらなきゃ」というモチベーションでやるのと、「これをやったら終わりだ!」というモチベーションでやるのでは顕著に差が出てくるはず。
下のアメリカの経済学誌、ハーバードビジネスレビューの研究でもそのことが示唆されており、簡単なタスクから手を付けた群では、満足感、意欲、達成量ともに最大となっています。
1つのことを達成するとモチベーションが上がり、さらに課題も一つ減ることで、次の仕事へのやる気につながっていくんですね。どちらか迷ったときにはまずは小さい仕事から!そしてそれをリスト化、つまり可視化することで、より効果的になってくるはずです。
<仕事の生産性と質を高めるために:
ハーバードビジネスレビュー2016年05月31日>
家事がめんどくさいと感じるのは…
めんどくさいという感情は、脳がストレスを受けている状態、これはやりたくない…と信号をだしている状態ですね。それは無意識に発せられるものであり、めんどくさいという意識自体も無意識に形成されているものですね。
家事のノウハウで軽減していくことも大切なことですが、自分の方からもモチベーションを上げるために積極的に働きかけることも必要になってくるかと思います。では、体の状態をスイッチオンにするために、意識をどのように持って、動いていけばよいのでしょう。
家事と直面する距離でやる気が変わる
ヒトの脳って不思議なもので、少し離れたところから、目標をとらえる分にはやる気が出るものなんですが、こと目の前の課題をさぁやるぞとなると、やる気が下がってしまう傾向があります。
大学受験、絶対受かってやる!と意気込んでも、机に向かった途端、遊びに行きたいなぁ…とか、スポーツの大会の時などに、明日は絶対勝つぞ!と意気込んでも、本番前には、もう帰りたい…なんて、そんな気持ちを経験したことのある方も多いと思います。
家事もこれと同じで、家から少し離れた距離にいるときに、家の用事を考えているときの方が、やる気があったりしないでしょうか。
その時に、先ほどのノウハウにあったようなタスクのリスト化や、動線をイメージして手帳に書き込んでおいたりと割り切って予約を入れてしまったりすると、家に帰った時に楽になるはずです。
家事のモチベーション
家に帰っていざ作業をやる!というとき、物事に直面するとやはりモチベーションは少し落ちるかと思います。
そんな時に大切なことは、まず、始めてみる!ということなんですね。脳には集中するためのコツがあります。
それは、ストレスとリラックスをかける順番。リラックス状態から、いきなり集中モードには実は入りづらく、ストレスをかけてからリラックスを加えることが、脳科学的にも集中できるコツだったりするんです。
なので、まずは最初の30分はと決めてしっかり家事をやってストレスをかける。そして少し休憩を入れると、そこから家事にしっかりスイッチが入るはずです。
集中については下の記事で紹介していますので、気にある方はぜひ一度読んでみてください。
疲れやすい人は
もう一つ、なんだか体が疲れていて、動く気になれない…という人もいるかと思います。疲れやすいというのは、体質ももちろんありますが、やはり体の状態が乱れていることもあります。
でも、「疲れやすい」って、どうやって直せばいいのかいまいちピンときませんよね。
普通の医療では、コレと原因を特定されることは少ないかと思うのですが、鍼灸や漢方などでおなじみの東洋医学では、この「疲れやすい」という症状を、1つの体の状態としてとらえて解説しています。
疲れやすいけど原因に心当たりがない、という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
今回は、家事の実用的なノウハウから、脳科学的にスイッチを入れる方法を合わせてご紹介しました。
みんなやってる家事のコツっていっぱいあると思うんですが、それが理にかなっているか、その方法論事態に手間を感じてしまうようなことがないかといった点から、おススメの方法と考え方を解説してみましたが、これって家事以外でも応用が利く分野かなと思います。
一人ひとり抱えている課題はあると思いますが、無意識のストレスを無くすようにして、少しずつ気持ちが楽になれば。そんな風に記事を読んでいただけたのであれば幸いです。
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