高麗人参の効能と危険性を調べてみた!糖尿病は怖いですねぇ・・。

高麗人参

高麗人参の効果・効能と危険性をしらべてみました。

普段から健康には気を使っていますが、季節の変わり目にはどうしても風邪をひいてしまいます。ただ、あまり薬を飲むのが好きではなく、頑張って自然治癒を試みるのですがかえって長引かせるハメに…

そんな中、ふと実家に帰ると置いてあった高麗人参のビン。そういえば幼いころから我が家にはずっとこれが置いてあり、風邪をひいたり口内炎ができたりすると、お湯に薄めて飲んだり患部に塗ったりしていました。

懐かしく思ってちょこちょこ飲んでいますが、最近少し深酒したり脂っこいものを食べただけでお腹を壊していたのが、大分治まってきた気がします。風邪もあんまりひかなくなったような。(個人の感想です笑)

漢方は東洋医学で用いられた薬です。数字と理論で語る西洋医学と異なり成分についての研究や臨床試験の見聞は少なく、情報も多く出回っています。

今回は東洋医学では高麗人参の正式な薬効は何とされているかと、それについて医学的な裏付けを探し高麗人参の効能を整理してみたいと思います。

このページの目次

  1. 高麗人参とはどんなもの?
    1-1. 高麗人参は伝説の薬
  2. 高麗人参の効果・効能
    2-1. 高麗人参の効能:強壮・健胃、代謝改善
    2-2. 高麗人参の効能:補気
    2-3. 高麗人参が効果的とされている症状
    2-4. なぜ漢方の中でも高麗人参が注目されるの?
  3. 高麗人参の危険性
    3-1.  高麗人参の有効成分、サポニンは危険?
    3-2.  高麗人参の有効成分は他の食品にも含まれる
  4. 高麗人参に関する噂:病気との関係
    4-1. 高麗人参と認知症
    4-2. 高麗人参と糖尿病
    4-3. 高麗人参と更年期障害
  5. 高麗人参を選ぶ基準があります
    5-1. 人参の種類
    5-2. 4年根と6年根は「6年根」を選ぶ
    5-3. 紅参・白参・水参は「紅参」を選ぶ
    5-4. 高麗人参はエキス剤が良い?
  6. 韓国専売庁が製造元である証、「正官庄」
  7. 高麗人参の効能を発揮させる使用法・注意点
    7-1. お酒で服用する
    7-2. 空腹時に服用する
  8. 高麗人参の服用を控えるべき人
    8-1. 炎症や熱に関する症状がある人
    8-1. 高麗人参は普段飲んでいる薬と併用しても良いの?
  9. おすすめの高麗人参
    9-1. おすすめの高麗人参:正官庄
    9-2. おすすめの高麗人参:金氏高麗人参
    9-3. おすすめの高麗人参:高麗美人
  10. まとめ:高麗人参は生薬の伝家の宝刀

高麗人参とはどんなもの?

高麗人参とはウコギ科の植物、漢方薬の原料の一種です。苦いですがほんの少しだけ甘みが香るような味で、濃縮液は真っ黒でどろっとした液体です。
産地は朝鮮半島から中国にかけてが発祥ですが、江戸時代から本格的に日本でも栽培されています。

漢方薬に利用される生薬の一つです。漢方薬とは、生薬を単体もしくは複数を組み合わせて処方する薬のことです。

高麗人参は伝説の薬

高麗人参はギリシャではパナックスジンセン(panax ginseng)といって「万能薬」を意味します。日本でもジンセンアップ、なんて飲み物がありましたね。多年草で、種をまいてから発芽し、赤くて小さい花を咲かせるまでには4年近くもの時を要します。種まきから4年~6年で収穫されますが、栽培以前に高麗人参はその繊細さゆえ一般的な農地から高麗人参に適した土壌にする土づくりに3年かかります。また栽培後にその土地で農業ができるように土を整えるにはさらに10年近くの時を要します。

土づくりから含め栽培に10年かかり、その後10年はその土地で農業ができないということです。そのため貴重な生薬であったということですね。

高麗人参の効果・効能

さて、そんな栄養豊かな土地でしか栽培できない高麗人参は何に効能、効果があるのでしょうか?

高麗人参の効能:強壮・健胃、代謝改善

漢方には5性と言われる性質があり、どの生薬も熱、温、平、涼、寒のいずれかに属します。人参はこのうちの「温」にあたる生薬で、貧血や冷え性など、血液循環系に効くことが多く、その他の症状も血液循環が良くなることによって治ることがほとんどです。「温」に属する生薬の中でも、人参は強壮、健胃、代謝に効果があるとされています。

高麗人参の効能:補気

漢方は東洋医学で用いられる薬ですが、東洋医学では人間の体はたった3つの要素に分類されます。3つの要素とは「気」「血」「水」で、いずれも不足したり循環が滞ったりすると体に不調が現れるとされています。高麗人参は「補気」といって「気」を補充する性質をもつ代表的な生薬です。気が足りない状態を気虚といいますが、この症状は

  • 顔色が悪い、白っぽい
  • 疲れやすく、いつもだるい
  • 食欲がない、小食である
  • 風邪をひきやすい
  • トイレの回数が多い、夜もトイレに起きる
  • 下痢をしやすい、便が柔らかい
  • 声が小さく、ぼそぼそと話す
  • 息切れがする、動悸がする
  • 冷えを強く感じる
  • 舌がむくんで大きくなり、歯形が付く

このような体の不調に対し、高麗人参は特に有効と言えます。

高麗人参が効果的とされている症状

  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • 更年期障害
  • 認知症

高麗人参は万人に効果があるような言われ方をしますがまったくそんなことはありません。大前提として薬であると認識して用いることが大事になります。
上記の効能はネットでよくみるところの情報ですね。高麗人参は生薬の中でも「温」の性質に属し、血液循環系に有効なものであるので、動脈硬化に効果的であるのは想像に難くないですね。

しかし、その他の症状に効果的であるとの情報は一見するとおやっと思ってしまいます。これには一般の生薬のなかでも高麗人参が特筆して注目されているが故の部分でもありますが、これについて解説していきます。

 

なぜ漢方の中でも高麗人参が注目されるの?

高麗人参の主たる有効成分はサポニンです。しかしサポニン自体は多くの生薬、また、自然の食品にも含まれます。ではなぜ高麗人参が特別注目されるのでしょうか。

サポニンを含む食物

  • 大豆
  • アズキ
  • オリーブ
  • キキョウ
  • ブドウの皮
  • 椿
  • ドリアン

大豆のサポニンなんかはいっとき美容に良いと話題になりましたね。
そもそもサポニンとは何か?これは配糖体と言って、糖とそのほかの物質が結合してできている成分の一種です。配糖体は特別なものではなくてタンパク質も炭水化物も脂質もすべて配糖体を含みますので、栄養素に含まれる成分の一つと思ってください。

サポニンは実はその名称からさらに細かい分類があり、どんな物質を引き寄せるかも変わってきます。つまり、一概にサポニンと言っても効能はそれぞれ異なります。興奮作用があるものもあれば鎮静作用のあるものもある、すべて似たような効能ではなく、本当に異なる効能があるのです。

多種のサポニンを有していれば、効能もそれだけ多岐にわたるということですね。

そして高麗人参は、このサポニンの中でも、特に希少な構造をしているものをなんと40種類も含んでいるのです。(生の高麗人参に含まれるサポニンは15種類前後ですが、その後蒸したり干したりする過程で新たな有効成分が生成されていきます)そのため多くの効能が期待できる、というわけです。

この高麗人参特有の希少なサポニン群はジンセノサイドと呼ばれています。ジンセン:ginseng(高麗人参)+ グリコサイド:glycoside(配糖体)で、ジンセノサイド、ginsenosideですね。

なぜ希少かと言えば、上記で上げたサポニンを含む食材に含まれるのはいずれもトリテルペノイドサポニンというものですが、その種類はオレアナン系とダンマラン系の2種類に大別されます。

大豆含めすべてがオレアナン系に属しますが、高麗人参はそれとは違いダンマラン系に属するサポニンも多く含有しています。体に良いサポニンの、さらに希少な効能を持っているということですね。

高麗人参の危険性

さて、世の中では高麗人参を飲んで体調を崩した、という意見もあります。その理由は一体何なのでしょうか?

高麗人参の有効成分、サポニンは危険?

研究の結果、高麗人参の有効成分は、「サポニン」であることがわかっています。
サポニンは配糖体と言って糖と何かが結合してできている成分の一種で、その「糖以外の何か」が引き寄せる物質が重要なわけですが、サポニンの種類によっては悪い物質を引き寄せてしまうものもあるのでは?実はその通りで、サポニンの仲間には赤血球を破壊する「溶血作用」を持つものもあり、貧血を引き起こす危険があるという意見があります。

高麗人参の有効成分は他の食品にも含まれる

ただしサポニンには細かい分類がありそれぞれ引き寄せる物質も異なるため、すべてのサポニンが危険というわけではありません。今のところ高麗人参のサポニンに危険性は認められていない、ということです。

これについても詳しく後述しますが、漢方は東洋医学における薬で、しばしば統計的、伝統的に判断されてきたところも否めません。臨床試験はこれから行われていくでしょうがリスクは確実にゼロとは言い切れません、漢方は立派な薬ですので用法、分量を守って使用する必要があります。 

高麗人参に関する噂:病気との関係

高麗人参と認知症

このサイトでも別記事で物忘れや認知症について触れており、自身も東洋医学と生活習慣について考えながら生活をしています。生活習慣病の対策というよりは病気になりにくい体を作りたいというのが理由です。

高麗人参ならいいのかと言えばあくまで漢方は薬ですので、たとえば日常で運動する時間を増やしたり、人と会話することで笑う回数を増やすなどから改善できればベストです。

ただ、漢方はあくまで自然由来のものなので、食材として利用されることからもわかるように日常的に摂取しても問題はないですし、その中でも認知症に効果的な成分を多く含むものです。

認知症の50%~60%を占めるのはアルツハイマー型認知症と呼ばれており、画一的な治療法は今のところ提唱されてはいませんが、アミロイドタンパク質の沈着が病理的プロセスの一歩目の要因と言われています。高麗人参の有効成分であるジンセノサイドはこの物質の沈着を抑制する働きがあるとされています。

高麗人参と糖尿病

糖尿病は大きく分けて二つのタイプがあります。一つはいわゆる若年性糖尿病と呼ばれるタイプで、膵臓の細胞が壊されたためにインスリンが作られない場合です。血糖値が異常に高く、尿中の糖も多いのが特徴で1型糖尿病と呼ばれます。この場合は高麗人参を飲んでも、それほど期待することはできません。

もう一つは、成人病の糖尿病で2型糖尿病と呼ばれ、血糖値はそれほど高くないが、尿中の糖は多いのが特徴です。糖尿病状態がごく自然に始まり、徐々に進行してきたタイプで、膵臓の細胞は壊れてきたというよりは機能が低下している状態と考えられます。

この場合は高麗人参を飲むと血糖は速やかに正常に下がりますが、尿中の糖値はあまり下がりません。しかし、そのまま高麗人参の服用を続けているうちに、やがて尿中の糖値も正常まで下がってきます。この場合、高麗人参は非常によく効きます。

なお、どちらの場合も、糖尿病特有の、のどが渇く、疲れる、むくむなどの症状は、はっきりと改善されます。たいてい飲んだ翌日には、のどの渇きが止まってびっくりします。

実際に血糖値がどのくらい下がるかというと、まず糖尿病は血液1dl(=100ml)のうち何mgのグルコース(糖)があるかで計られ、単位はmg/dlで表されますが、正常値は、空腹時で100mg/dl未満、食後2時間してからの随時血糖値で140mg/dl未満となります。

糖尿病と診断される基準は、空腹時血糖値が126mg/dl以上、随時血糖値が200mg/dl以上で「糖尿病型」と判断され、再度別日の検査でも「糖尿病型」と判定された場合に糖尿病と診断されます。

この糖尿病患者を対象とした臨床試験の一例をあげると2014年に行われた試験ではでは12週間高麗人参を摂取しグルコース量を比較したところ、平均して-22mg/dlの血糖値の低下が認められています。

高麗人参と更年期障害

高麗人参が更年期障害の治療に効果があるというのもよく耳にします。これについても調べてみましたが、どうやらこれには少し解説がいるようです。

更年期障害は閉経後の女性に起こる特有の症状です。のぼせ、発汗、動悸、耳鳴り、めまいなどの身体症状のほかに、神経過敏、興奮しやすい、ゆううつ病、記憶力や集中力の低下、疲労しやすいなどの精神的症状なども起こりますが、これらは一括して不定愁訴と呼ばれます。

更年期障害がおこる最大の原因は、閉経に伴って起こる女性ホルモンの分泌異常です。ホルモンには男性ホルモンと女性ホルモンがあり、男性でも女性でもこの二つのホルモンを分泌しています。しかし、男性の場合は分泌された女性ホルモンを肝臓で壊しているために、男性ホルモンが優位に立っています。

一方女性の場合、閉経に伴って女性ホルモンの分泌が減ってくると体が男性化してきます。そのため体のリズムがそれまでと大きく変わるため、精神的、肉体的に対応できない場合が多く、このようなストレスが原因となって、自律神経のバランスが乱れてくるので、様々な症状、つまり不定愁訴が現れるのです。

この女性ホルモンの分泌異常に対して高麗人参が有効性を示した明確な臨床試験データは見つけられませんでした。
しかし、高麗人参は動脈硬化などの血液循環系の環境を改善する働きがあるため、それに伴う諸症状に効果があるという意味で有効な薬であるということです。また、高麗人参は副交感神経の働きをよくするために自律神経の乱れ、ストレスを和らげるという知見もあります。

高麗人参を選ぶ基準があります

さて、高麗人参には種類、品質、加工方法がいくつかあります。ネットで調べると白参、紅参なんて言葉が出てきますが、これは加工方法のことを言っています。種類と加工法、剤形の規格について簡単にまとめてみましょう。

【高麗人参を選ぶ基準】

  • 高麗人参の種類
  • 4年根か6年根か
  • 加工法は紅参を選ぶこと
  • 剤形について(顆粒やエキス剤)

人参の種類

生薬として使われる人参はオタネニンジンという種でウコギ科に属します。みなさんよく見るオレンジ色の野菜のニンジンはセリ科に属します。別モノなんですね。
オタネニンジンのうち、朝鮮半島で取れたものを高麗人参(朝鮮人参)と言います。

そのほか有名なものには中国の雲南省が産地とされる田七人参があります。
人参特有の有効成分であるジンセノイドサポニンについて、高麗人参は田七人参の倍近くあり、多くの効果が期待できるのですが、サポニンの含有量自体は田七人参の方が多いとも言われています。

  • 高麗人参
    ジンセノイドサポニンの種類:30~40種類程度
    含有量:可食部の3~4%
  • 田七人参
    ジンセノイドサポニンの種類:20種類程度
    含有量:可食部の3~8%

高麗人参の方が効能が豊かですが、田七人参は量的にリーズナブルであるということが言えますね。当サイトでは、本場韓国で政府管理のもと、専売庁までおかれている高麗人参の方をお勧めしています。

4年根と6年根は「6年根」を選ぶ

栽培された高麗人参の品質は4年根と6年根の2つに分類されます。高麗人参の有効成分であるサポニンが安定して蓄積されるのが栽培から4年目で、そこから4年根の収穫が可能となります。その後サポニンの量が増え6年目がピークとなり、4年根の2倍近くになります。

その後、栽培の高麗人参は虫に食われたり病気になってしまうリスクがあるため基本的には4年根と6年根に大別されます。

ちなみに今現在はほとんど現存しませんが、自然に自生する高麗人参であれば寒い過酷な環境の中で、20年30年と生き続けます。

紅参・白参・水参は「紅参」を選ぶ

高麗人参の加工方法は主に紅参・白参・水参の3種類があります。

生の高麗人参は水参です。そのまま扱っているものはあまり見かけませんね。そのまま家にあってもなかなか活用方法がわかりませんが、韓国ではスーパーなどでも売られていて、サムゲタンなどの韓国料理の材料として用いられたりします。

残る紅参と白参ですが、これが一般的に生薬として出回っているものです。紅参は皮つきのものを蒸し、乾燥させたもの、白参は皮をむいて蒸さずにそのまま乾燥させたものです。高麗人参の有効成分は皮の近くに多く含まれており、また、蒸す過程で新たに有効成分が生成されるため生薬としては紅参が高級品とされています。野菜であれば水参のように生のものが良いとされることが多いですが、高麗人参は蒸して乾燥させた紅参がベストです。

白参はわざわざなぜ栄養豊富な皮をむくのか不思議に思われると思いますが、これは白く見せるということと、実は皮の部分は「人参皮」といって別に販売されています。

これを見ても紅参の方が有用であることは疑いようがありませんね。また、紅参の製造方法は蒸した後で天日干しにします(本当はもう少し細かい工程があります)。

これは、生の状態では中心部から腐ってくる高麗人参をなんとか虫にも食われず長期保存できて、粉末にしても消化吸収がよく、お酒に漬けても含有成分がすぐに溶出してくる方法はないものかと考案された由緒正しき加工法です。

高麗人参はエキス剤が良い?

エキス剤には、大きく分けて三種類あります。

  • 六年根の胴部分からとったもの
  • ひげ根を使ったもの
  • 蒸すときに蒸気と一緒に抜け出たサポニンを水に溶かしたもの

六年根の胴部分からとったものは口に含むとうまみがあります。
ひげ根を使ったものはエキスになると形がわからなくなるため比較的多く作られています。ものすごく苦いことが特徴で、薬効はそれほど期待できません。

蒸すときに蒸気と一緒に抜け出たサポニンを水に溶かしたもの、量的にはこれが最も多く出回っています。特徴は、味も素気もないことで、薬効は押して図るべしというお粗末なものです。選ぶなら最初に挙げた六年根の胴体からとったものであることは言うまでもありません。

次に、高麗人参の粉末には白い粉末と赤い粉末の二種類があります。白い粉末の方は、高麗人参を生のまま乾燥して粉末にしたもので、糖質がα化されていませんから、コメの粉を飲むのと同じで、薬効がほとんど生かされていないといってよいでしょう。

これに対して紅参末と呼ばれる赤っぽい色をした高麗人参粉末は、紅参、つまり蒸した人参を粉砕して粉末にしたもので、吸収もよく、薬効もそれだけ高いと言えます。

基本的な剤形

漢方薬には名称に「湯」や「散」や「丸」と付くものがあります。これは薬効を発揮するのに最も適した剤形を表しており、このことからも剤形によって薬効に差があることがうかがえますね。

まず大分類として漢方薬は煎じ薬とエキス剤の2つに分かれます。生薬をそのまま裁断、粉砕等したものが煎じ薬で、生薬の古来の飲み方であり、そのままの原料です。基本的にはお湯で煮出して服用しますが、丸薬のように蜂蜜などで生薬を固めて固形化しているものもあります。

一方エキス剤、これが一般に広く出回っているものですが、顆粒、錠剤、濃縮エキス剤等あります。これは生薬のうちの或るエキスに注目しそれを損なわないように抽出したもので、高麗人参でいえばサポニンの品質について配慮し抽出、加工されるものです。

では薬効の差はどうなのでしょう。これについては明確な臨床試験が行われていませんのではっきりとしたことは言えませんが、エキス剤は通常は長時間煮詰め、濃縮し乾燥させるため、揮発成分が損なわれるという意見があります。

また、漢方のエキス剤は1900年代から利用されるようになったもので製法についても歴史が浅く、水をどのくらい入れて何時間煮詰めるのか、乾燥させる温度はいかほどか、錠剤に使う賦形剤は何を用いるかなど厳密な決まりはありません。

国民生活センターのデータを見ても、有効成分の含有量は製薬会社によってかなりばらつきがあるようです。信頼のおける製造会社を選ぶことが何より大切で、「高麗人参由来の成分の量」ではなく、有効成分である「サポニンの量」が記載されているものを選びましょう。製品のうち4パーセント以上のサポニンを含んでいれば優良な製品と言えます。

顆粒の場合は糖類を含むので血糖値を気にされている方にはあまりお勧めできません。1日最大摂取量目安に対し5g前後の糖が含まれている製品が多いようです。ちなみに糖類の目安ですが、コカコーラ350ml缶一本で糖は35g程度含まれています。

韓国専売庁が製造元である証、「正官庄」

韓国では、高麗人参の生産は国の産業として大切にされており、なんと韓国専売庁があります。専売庁では高麗人参の品質を維持するために機構風土が人参の栽培に最も適した38度線のあたりに管理栽培地区を指定しています。収穫を6年根に限定し、規格に合わない不良品を除いて、大半が専売庁で加工されています。

韓国専売庁の紅参には、すべて「正官庄」の表示があります。

高麗人参の効能を発揮させる使用法・注意点

さて、高麗人参ですが、その効能を最大限に発揮させるにはこんな方法がおすすめです。

お酒で服用する

ちょっと驚かれる方もいるかもしれませんが、漢方ではそんなに珍しくない服用方法です。漢方には5性(熱、温、平、涼、寒)と言われる性質があり人参はこのうちの「温」に属します。貧血や冷え性など、血液循環が良くなることが根本的な症状改善の根拠となります。

お酒と一緒に飲むことは、アルコールによる血液循環作用と自律神経の緊張を和らげる作用との相乗効果で効果を高めるので効果的とされています。

昔から冷え性に効く漢方薬の処方はお酒で服用するのが良いと言われており、中年以後の保健薬と言われる八味丸も修身前にお酒で服用すると胃がもたれず、薬の効果がより高まるとされています。ただし、すべての漢方において効果的というわけではありません。あくまで血液循環を効能とする生薬なので有効であるということです。

空腹時に服用する

これは漢方全般に言えることですが服用は食前(食事をする30分前)もしくは食間(食事から2時間後)が良いとされています。

これは昨今科学的にも分析されていて、まず漢方の成分は配糖体とアルカロイドに分類されます。配糖体はゆっくり吸収される成分で、アルカロイドはそれと比べると良くも悪くも一部強い効果のある成分です。

空腹時、おなかの中は酸性なので、配糖体の消化を促す働きがありますが、アルカロイドはその名の通りアルカリ性なので、酸性と中和しその働きを穏やかにします。

吸収されずらい成分の吸収を助け、効果の強い成分を穏やかにするため、空腹時の服用が最も良いのです。

高麗人参の服用を控えるべき人

炎症や熱に関する症状がある人

  • カゼなどで熱がある人
  • 化膿症の人

高麗人参は生薬の性質では「温」にあたる体を温める性質を持つものです。

カゼで熱がある時に服用すると循環系の働きが高まり動悸が激しくなってしまうため服用を避けてください。

おできがある人や蓄膿症の人は膿を悪化させることがあるため服用を控える必要があります。

また、服用後は激しい運動をしないように注意してください。

高麗人参は普段飲んでいる薬と併用しても良いの?

原則として構いません。高麗人参の効果を知りたくてこのサイトに来た方は健康上何らかの気にかかるところがあってのことでしょう。

高麗人参の中にはある作用をする物質とその反対の作用をする物質とが共存しています。たとえば興奮作用があるものと鎮静作用があるもの、血圧を上げるものと下げるもの。

西洋医学では「症状」に対し「成分」を処方しますからこういったことはありえないのですが、生薬の場合、自然由来のものですので別段珍しいことではありません。

生薬のいいところは、それらの反対成分が打ち消しあったりするのではなく、体調を良い状態に恒常的に保とうとするところです。

もちろん症状に対して一方的に作用する生薬もありますし、そういったものの場合であれば、飲み合わせにも注記が必要なこともあります。しかし、高麗人参は主だってそういった注意は今のところ認められていません。

そういうわけで、薬局や病院でもらった薬と一緒に飲んでも特に害になることはありませんが、慎重を期す意味で、同時に飲むことは避けて、2時間は間を置くようにするとよいでしょう。漢方は空腹時の服用が推奨されているため、食後の服用が多い一般薬とは自然に時間帯がずれるかもしれませんね。

また、漢方同士の場合は同じ証(症状)への薬効のあるものであれば併用してもかまいませんが、もちろん薬効と逆のものを一緒に服用することは良くありません。

高麗人参の選び方

さて高麗人参ですが紅参で6年根、エキス剤については高麗人参の由来成分ではなくサポニン、もといジンセノサイドの量を比較すること、それには何より信頼できる商品、製薬会社を選ぶこと、製品についての成分と効能が可視化されていることが大切でした。

おすすめの高麗人参

それでは、おすすめの高麗人参をいくつかあげてみたいと思います。煎じ薬は漢方医での処方となるので市販のものは基本的にエキス剤になりますが、その抽出方法や基準によって効能は大きく異なります。そのため会社の歴史やその商品の開示情報ありきでおすすめします。

正官庄、韓国専売庁のお墨付き!

やはり品質で選ぶのであれば韓国政府お墨付の正官庄がもっとも信頼できます。その分値段もやや高めですが、効果で選ぶのであれば一番でしょう。自分もそれで飲んでいますが、どろっとした液状の高麗人参がおすすめです。高麗人参はある程度試されていて、より本格的な商品を求められているのであればこちらが良いでしょう。

【おすすめ商品】
正官庄 紅蔘エキス リミテッド 50g
価格帯:50g 19,980円 ~

金氏高麗人参、一般企業の中でも長い歴史を持つ

日本でも3つの指に入る高麗人参です。丸剤状にしてありますが、会社の歴史も長く、一般企業のため価格もよく考慮されています。最初は30粒程度で試してみるといいと思います。

【おすすめ商品】
高麗人参 粒タイプ(紅参) 『神秘の健康力』30粒入り お試しサイズ
価格帯:30粒 3,024円 ~

キャンペーン中の高麗人参メーカーから1つをピックアップ!

自社のサイトから、キャンペーン販売を行っているメーカーさんもいくつかあります。

キャンペーンでは、価格が安いのはもちろん、返金保証がついていたりするのでお得。おすすめキャンペーン商品は「高麗美人」!

こちらは以前、芸能人のアンミカさんが紹介していた商品ですね。市販の高麗人参を使った健康食品の中ではメジャーな高麗人参サプリで、他サイトでも専らおすすめされています。

定期コースがトップにありますが、3024円で通常注文することもできます。62粒入っているので、金氏高麗人参の倍近くのコストパフォーマンスです。高麗人参は長く飲み続けることで効果が得られるものなので、試しに効能をということであればこちら。

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4年連続金賞の高麗人参サプリ【高麗美人】
価格帯:62粒 2,570円 ~ (返金保証あり)

まとめ:高麗人参は生薬の伝家の宝刀

今回いろいろ調べてみてわかったことは、下記のような感じです。

  • 豊かな土地にのみ育ち、その土地で10年の時を要し栽培される。
  • 成人病や糖尿病、更年期障害といった特定の病気を劇的に回復するようなものではない。
  • 血液循環系の薬効がとくに大きい。
  • 有効成分はサポニンで、その中でも特に希少な構造を持つ。
  • 高熱、化膿症の人は服用を避ける。
  • 品質にばらつきがある。
  • 韓国には販売庁があり、品質が保証されている。そのものは「正官庄」と名がついている。

高麗人参は栄養素のかたまりのような生薬です。薬効の面でなぜすぐれているかと言えばそれはその栄養豊かな土地で繊細に時間をかける特異な栽培環境から普通の食物には含まれていない成分をとても多く含んでいるということです。

一方で高麗人参の効果は東洋で発達した漢方の医学であり、それは統計的な要素が強くしばしば抽象的です。

数字でモノを評価する西洋医学において各成分の研究や臨床試験が行われていますが、今回調べた所感では、臨床試験は行われていないのではなく、行ったけれども有効性は認められなかった、という結果を示すものも意外と多くありました。

しかし薬効に根拠を求めるとその生薬の特徴・性質理解していないものも多く、用途について適切に服用した時にまさに宝のような扱いをされていた点もうなずけるところがありました。

総評としては、高麗人参の品質にはばらつきがあり、西洋の臨床試験然り高麗人参の素性をもっと明かすべき。まだまだ臨床試験データは足りていないが、東洋医学、西洋医学でともに認められている血液循環系に与える影響は一番の効能で特筆されるものであること。

個人的には高麗人参について調べてみて、数字にはまだ出ていないが漢方の力はむしろ推して図る、その歴史の重さからも、身体への薬効のみならずまだ証明されていない力も多く存在する気がしました。

今回実際にどんな不調に効くのかが理解できたので高麗人参を引き続き飲んでみて、また何か気づきがあればそれについて調べて記事にしてみたいと思います。

高麗人参を飲んで、活力のある毎日を。

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