究極のダイエット!?プチ断食でケトンダイエット

究極のダイエット!?プチ断食でケトンダイエット
今までダイエットを数多く試してきた人ならわかると思いますが、ダイエットと一口に言っても様々なアプローチの仕方があります。しかし、ダイエットに”有効”とされているものの多くは、運動をベースとして脂肪を燃焼させる方法が多いのです。
とはいえ、多くの女性は日々の仕事や家事をこなすことで精いっぱいのはず。これだけ体を酷使していれば体重が減ってもおかしくないはずなのに、なかなかおなかや太ももの脂肪が消えてくれることはありません。
+αで毎日ダイエットのために運動をする体力も時間もなかなか見つけられないのが現状です。
本当に食事制限で脂肪を減らすことはできないのでしょうか。
脂肪が作られる・燃焼される仕組みと、最近新たに医療現場で注目されているケトン体の活用法と照らし合わせて、もう一度食事制限によるダイエットを見直してみましょう。
ウワサのケトンダイエットとは?
ケトンダイエットというダイエット方法が最近話題になっています。過去にも炭水化物制限ダイエットなどの糖質制限系ダイエットが話題になりましたが、ケトンダイエットも大まかにいうとその流れの中に位置します。
というのも、ケトンダイエットは日々の食事から糖質を完全に排除することを目的とするダイエット方法だからです。
ケトンダイエットにおけるキーワードはケトン体です。ケトン体というのは、私たちの体からエネルギーの元となる糖が無くなった時に、エネルギー供給源として脂肪を利用することで作り出される、新たなエネルギー源の事です。
つまり、ケトン体=エネルギーの元、ということになります。
糖とケトン体の話
通常私たちは食事から糖分を摂取しています。糖というのは科学的に言うと炭素を含む水素と酸素から構成されるもので、これらの組み合わせで作られるもっとも単純な分子構成の糖がグルコース(ブドウ糖)です。
分子の構造がもっとも単純であるため、速やかに消化吸収されエネルギーに転換することができます。疲れた時や頭がボーとするときには、ブドウ糖を食べるとすぐに回復されると言われるのは、ブドウ糖がもっとも単純な構造で消化吸収されやすいことに由来しています。
糖にはこのほかにも種類があります。例えば牛乳に含まれている乳糖や、炭水化物に含まれているデンプンも糖の一種です。
これらは先に紹介したグルコースのようなシンプルな構造の単糖を複数つなげたような構造をしてるため、体内での消化吸収・エネルギー転換に多くのステップをふむ必要があります。
最も単純な構造のグルコースは、体内で更に分解されることによってアセチルCoAという物質に変化し、エネルギーとして実際に使われるようになります。
では、グルコースが体内から無くなった場合(絶食をしている場合など)はどうなるのでしょうか?エネルギーが作られなくなるという事は心臓や脳を動かすこともできなくあるので、人間は死んでしまうのでしょうか?
こういった問いから発見されたのがケトン体です。ケトン体というのは脂肪から作られる物質で、ケトン体が分解されることでアセチルCoAというエネルギーとして使われる物質が作り出されます。
つまり、エネルギーになるアセチルCoAは、グルコースから作られるし、脂肪からも作られるのです。
人間の体はとても精巧にできていて、体内にグルコース、つまり糖が十分に存在する場合は、アセチルCoAは糖から代謝されて作り出されます。
しかし、体内にグルコースが無くなってしまった場合は、スイッチが切り替わって、今度は脂肪からアセチルCoAが作り出される仕組みになっているのです。脂肪からアセチルCoAが作り出されるという事は、もうお気づきかもしれませんが、脂肪が消費されるという事なのです。
ケトンダイエットは危険?
このように、体内の糖を駆逐することによって実現するケトンダイエットは、言うまでもなく一切の糖質の摂取を絶つことで初めて実現するダイエット方法です。となると心配なのが、一切の糖の摂取を絶つことで健康への悪影響はないのかという事です。
先験的に言って、人間の体でエネルギーとして使われる糖はとても重要なものです。
しかし、糖がなくても、ケトン体の生成の様に違う経路でエネルギーを産出することができるので、エネルギー生成の面では特に問題がありません。
問題があるとすれば、大事な仕事や勉強など、とても大きな集中力が必要とされる場合は、脳が糖分を多く必要とするので、ケトンダイエットを実行するにはふさわしくないタイミングと言えるでしょう。
とはいえ、ケトン体も脳にエネルギーを供給することができます。
また、しいて言うならば、糖分を含む甘い食べ物は私たちに幸福感をもたらしてくれることが分かっているので、ケトンダイエットを実行すると、この幸福感が得られなくなります。

人間の体にはたくさんのエネルギー源がある!
特にダイエットを志す人は、脂肪という大きなエネルギーが貯蔵されている組織があると思います。
長らく飢餓状態にあって、骨と皮しかないような人がケトンダイエットをすると、それ以上エネルギー源として使える糖も脂肪もないので生命の危機に陥ってしまうことが予想されますが、脂肪があればまずそんなことはありません。
特に成人した女性であれば、体は脂肪を蓄える特性があるので、なかなか体内に貯蔵されたエネルギー源=脂肪が枯渇することがないのです。
それどころか、高度成長以降の現代日本人の食生活はエネルギー過多に偏っていることが一般的ですので、その観点から見ても、私たちの体内には潜在的に多くのエネルギーが貯蔵されています。
実は日本人に向いているかもしれないケトンダイエット
日本人の体形というのは、本来西洋人に比べて痩せ型で小柄でした。しかし、力の量では西洋人と比較してもそこまで劣るという事はなかったようです。
つまり、日本人の体は余剰な脂肪を体内に脂肪として貯蔵する前に、うまくケトン体なりの代謝回路を利用して効率よくエネルギー変換をしていたという事になります。
日本は高度成長期を機に、一般の人たちの食生活が大きく西洋化され、それを境に生活習慣病をはじめとする健康被害が増えています。
戦後に検討され実行された、欧米並みの栄養価を含んだ食生活への変更は、体のより良い発育など評価すべき点がたくさんありますが、生活習慣病をはじめとする病気になってしまえば元も子もありません。
糖質由来の過剰なエネルギー摂取はもともと日本人の代謝特性には向かないという考え方もあるため、現代食生活からの糖質制限というのは日本人の体質には向いていると考えられるのです。

まとめ
日々の忙しい日常の中でも、食事から糖質を排除することで効果が期待できるケトンダイエット。その仕組みは、通常糖質からつくりだされるエネルギーを、糖が存在しない状況下で脂肪から作り出すことによって、間接的に脂肪を消費させることが狙いです。
また、現代人の食生活はエネルギー方、特に生活習慣病の危険性が指摘されているほど糖質の摂取量が多くなっているため、糖質の摂取を制限して脂肪の消費を活性化させるというのは、忙しい日常の中でも健康維持に良いものであると考えられるのです。
もっとも、ケトン体の有効利用はダイエットだけでなく糖がない場合の代わりのエネルギー供給方法として、例えばそもそも糖を吸収できなくなるの糖尿病の治療法としても注目されているのです。
しかし、どのダイエット方法にも言えることですが、万人に有効なダイエット方法というものはありません。ケトンダイエットも最初は1~2食程度の短い期間で実施するようにし、体に合わないと感じた場合は速やかに中止しましょう。
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