年をとりたくないのなら?老化をくい止める根本的な方法を考えてみる

Voyage

歳をとりたくないのなら

老化とは身体的なもの(肌のしわ、シミ、たるみなど)、能力的なもの(記憶力、張力、味覚など)、精神的なもの(欲求の減退、感情の浮き沈み)などがあります。

Voyage

このうち今回取り上げるのは身体的な体の老化についてです。

人間歳はとりたくないと言いますが老化は避けては通れない道、避けられないのならちゃんと向き合って老化について考えてみたいと思います。

生物はいつか死にますが、それって当たり前のことでしょうか。なぜ寿命というものがあるのか。なぜ死というものがあるのか。

そしてそれはどんなメカニズムで起こり、回避する方法はないのか。およそ現実とはかけ離れている話かもしれませんが笑 人生の寄り道と思って少し考え、また、アンチエイジングという方向へアプローチする余地を探っていきます。

目次

  1. ヒトは血管とともに歳をとる
    1-1. 肌の老化は内側からくる
    1-1. 血管が歳をとるとはすなわち動脈硬化のこと
  2. 血管が歳をとるのを止めるために
    2-1. 血圧が高いと血管は傷つきやすい
    2-2. 血管を侵食する酸化したコレステロール
  3. まとめ

ヒトは血管とともに歳をとる

老化は小さいころから起こっています。それは細胞の劣化です。人は若いころもそれと気づいてはいませんが、成長とともに劣化も進んでいます。

では細胞の劣化はなぜ進むのか、それは主に2つ、DNAで決められた細胞の寿命、そして、細胞に十分な栄養が届いていない場合があると考えられます。

DNAについては後述しますが、なかなか人の手でどうにかすることは難しい領域ですね…
しかし後者は違います。これは明らかに生体的な要因、まさに健康によるところであり、今回注目したいのはこの細胞の活動する環境についてです。

細胞に十分に栄養が届いていないというのはどういうことでしょうか。人が栄養を摂るということは以下の流れで説明ができます。

  1. 食物を食べる
  2. 食べたものを消化し、栄養を体の中に取り入れる
  3. 体の中に取り入れた栄養を体の必要な個所に分配する

この「3」の部分が「ヒトは血管とともに老いる」の章のテーマです。腸から取り入れられた栄養がカラダの隅々まで届けられるとき、それはいかなる場合も、血管を通って運ばれていくこととなります。

ヒトは血管とともに老いると言われるのはつまり、栄養を摂ったとしてもその血管が老化して機能していなければ、体の各器官に栄養は届けられず、栄養が届けられなかった細胞たちは自然と劣化が進み、そこから老化は加速していくということです。

肌の老化は内側からくる

年齢を感じると言えばなんといっても肌ですよね。しわ、たるみ、シミ、くすみ、これらは年齢とともに顕著に目に見える部分に表れてきます。

ではなぜ若いころと違って、歳をとると皮膚に織り目が付くようになるのか、紫外線を浴びるとシミができるようになるのか。

それは皮膚まで栄養が十分に届いていないから、たとえば腸の不調でお腹を壊しているとき、肌が荒れたりしませんか?

腸は栄養を吸収する唯一の主要な器官ですから、腸が不調をきたすとどんなに体に良い食べ物を食べたとしてもそれが体内に吸収されません。

そのため体の各所に、当然肌にもその不調が現れているわけです。

血管の老化もこれと同じなのです。血管が劣化すると、こんどは腸も通り栄養が吸収されたとしても、それが肌など末端の器官まで届かず、慢性的に肌の栄養不足となってしまうのです。

血管の老化は誰でも10歳を過ぎたあたりから始まっており、30代、40代を過ぎてくるとその老化は肌に届くところまで影響を及ぼしてくるようになるのです。

血管が歳をとるとはすなわち動脈硬化のこと

血管の老化とはいったいどのようなことか、それは動脈硬化のことを指します。

動脈硬化とは血管が腫れたり硬質化してもろくなったりしていくものですが、この現象は10歳頃からすでに始まっており、年齢とともに蓄積されます。

血管が劣化すれば栄養の循環も不要物の代謝も停滞し、細胞は健康に保たれませんからおのずと劣化が進み、肌など表面的な部分に徐々に表れてきます。

そのため動脈硬化が老化の大きな原因の1つと言えるわけです。

これを表すのが病的疾患で、日本では心疾患や脳卒中などの循環器系の病気での死亡率が最も高くなっています。

動脈硬化はまさにこれらのタネであり、誰もが生まれたときから持っているリスクであり、そして内臓の老化、すなわち身体面の老化の原因でもあるのです。

血管が歳をとるのを止めるために

動脈硬化は血管の壁が傷つき劣化することにより起こります。

そのためまずは血管に傷がつかない環境を作るとこが大切ということです。では、血管を傷つける要因となるのは何か、それは、高血圧です。

血圧が高いと血管は傷つきやすい

ヒトの血圧は想像以上に高いものです。だいたい100mmHg前後が正常値と言われますが、これは、たとえば血管と同じ太さの管を垂直に立て、その中の水を押し上げるとした場合、血管の圧力では1.3メートルも水を押し上げる力が、ヒトの血圧にはあります。

これが高血圧の人の場合、同じ条件で水を2メートル押し上げるところまで圧力は上昇します。
※高血圧の人は最高血圧が140mmHg以上で測定されますが、水を2メートル押し上げるのは150mmHgのヒトの場合

どれほど血管に対しての負荷が増えているか、これを見れば想像に難くないですね。

高血圧の症状があるかたはコチラの記事を参考にしてみてください。

血管を侵食する酸化したコレステロール

もう1つ動脈硬化を招く大きな要素があります。それは、活性酸素によって酸化したコレステロールです。この酸化したコレステロールが血管の傷口から侵入することで血管を劣化させる原因となります。

そのため、コレステロールを酸化させる活性酸素をできるだけ減らす、タバコを吸っている方は今すぐ止めることをおすすめします。また、活性酸素を消去する抗酸化物質としてはビタミンCやビタミンEが挙げられますので積極的に摂ると良いでしょう。

コレステロールは油性食品など、よく耳にする機会の多いものですね。あまり知られていませんが、コレステロールには栄養素としての役割と、不要となったコレステロールを肝臓まで運ぶ運搬係としての役割が存在します。

みなさんお家にあるのは植物油やオリーブオイル、ごま油などかと思います。これらはオメガ6やオメガ9として分類され、主に栄養素として消費されますが、オメガ3に分類される油に関しては、運搬役のコレステロールを多く作るためコレステロール値を抑制する働きがあります。

厚労省ではこの運搬役としてのコレステロールを増やすべく、要項の「増やすべき栄養素」にミネラルや食物繊維と同列でオメガ3も挙げており、当サイトでも推奨しています。

まとめ

まとめになりますが、最初に挙げたように、ヒトの健康、栄養の循環は

  1. 食物を食べる
  2. 食べたものを消化し、栄養を体の中に取り入れる
  3. 体の中に取り入れた栄養を体の必要な個所に分配する

で行われています。

そのため、便秘がちであったり、そもそも腸に問題があるなと感じている方は上記「2」の不調に該当しますのでこちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る