汗っかきは代謝がいいから?汗をかかなくすることはできるのか

ちょっと運動しただけで、滝のように汗が出る!
スポーツをしてる時なら気にならなくても、誰かと遊びに出かけたり、彼氏彼女と、デートしたりするとき。
汗をかいてしまうと、本当に大変ですよね…。
体の代謝がいいからなんて言われますが、本当に体質の問題なんでしょうか?
今回は、代謝が良いことが、汗をかく事とどのように関係しているのか、汗をかかなくする方法はあるのかについて考えていきます。
代謝がいい人は循環が良い
代謝がいいことと汗をかくことは、厳密に言うと意味が異なってきます。
本来の代謝の意味は、2つの物質が合成されたり、反応を起こしたりすること。
つまり、体の中で栄養素が、うまく合成されたり、老廃物をうまく吸収して排泄したり。
そういったことをできる人が、代謝のいい人というわけです。
汗っかきの人は、汗という物質をよく合成しているので、ある意味代謝が良い人と言えなくもないですね。
ただ、汗の成分は99%が水ですから、代謝が良くて健康!と言う意味の一部にすぎません。
ちなみに、ボクサーがサウナに入って汗を流すのは、サウナは体重を落とすのに最適だからではない。
無駄な脂肪をそぎ落し、水分以外カットするものがないから、試合前直前にだけ、サウナに入っているのです。
このイメージがサウナでダイエットができる?と勘違いしてしまう原因になっているのかもしれませんね!
汗をかくのは、体温調節のため
汗をかく哺乳類は何種類もいますが、自分の体温を下げるために汗をかくのは、馬や人など、長時間走ることのできる動物に限られます。
汗って血液から作られているんです。知ってましたか?
皮膚から外に排出される過程でろ過されて、ほとんど水のようになります。
そして、作られた水分が蒸発することにより、熱を奪って体温を下げるのです。
体の大切な機能の1つなんですね。
汗をかくのは大切なこと
汗をかいて悩んでいる人もいれば、汗をかけずに悩んでいる人もいます。
何に悩んでいると思いますか?
汗は、人間の大切な体温調節機能果たしているわけですから、汗をかけない人は、熱中症になりやすいんです…!
熱中症の症状は、急にものすごい量の汗が出てくる。
または、全く汗をかかなくなる、の2パターンがあるんです。
実際に、サウナに行っても、全く汗をかかない人などもおり、そういった人は、熱中症にかかりやすいと言われています。
いい汗と悪い汗
実は汗には2種類あり、温熱性発汗と精神性発汗に分かれています。
温熱性発汗の場合は、エクリン腺と言う汗腺を通して。
精神性発汗に関しては、アポクリン線と言う汗腺から汗が出るようになっています。
アポクリン線が分布しているのが、手のひらであったり、足の裏、そして悩みの種になりがちな脇の下。
緊張したときに「手に汗握る」なんて言い方をしますが、これは、先人たちが、緊張状態になったときに、木の枝を滑らずつかめるように、汗をかくようになったと考えられています。
もしあなたが、汗に悩んでいるのなら、デリケートゾーンの汗、つまり精神的発汗が原因なのではないでしょうか?
まとめ
- 「代謝がいい」の本来の意味は、体の中で、合成や反応が円滑に起こること!
- 汗をかくのは、代謝のほんの一部の現象に過ぎない
- 汗をかくのは、主に体温調節をするため!
- 心因的な汗の出る場所は、脇など、局所的
全身から吹き出す汗は、生理現象なのでどうにもしようがありません。
ですがもし、あなたの汗が精神的発汗から来るものであれば。
緊張状態になるシチュエーションを遠ざけることで、回避は可能かもしれません。
汗をかく事は恥ずかしいことでは無いですが、どうしても気になるのなら、発汗をカバーするアイテムを使ってみると良いですよ。
コメント
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2018年 4月 12日トラックバック:代謝がいいと寿命が縮む?ウソかほんとか検証!
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2018年 4月 17日
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