もの忘れがひどい!数分前のことまで…もしや何かの病気?
もの忘れがひどい!数分前のことまで…もしや何かの病気?
えっと、携帯電話…さっきまで持ってたのにどこにやったっけ。
年齢とともに増える物忘れ。あまりに度重なるとどうにかなってしまっているのではないかと不安に思うものです。ここでは物忘れの原因と対策について説明していきます。
目次
- 物忘れのメカニズム
1-1.記憶はどこで管理されている?
1-2.原因となる脳の変化 - 物忘れを防ぐには?
2-1.食生活を改善することで記憶力の低下を防ぐ
2-2.生活の中で気を付けること - 認知症ではないの?
- まとめ
物忘れのメカニズム
人はなぜ物忘れをするのでしょうか。それは当然ながら脳、記憶能力の小さな異常によって起こります。忘れるという能力は脳の働きとしてやっていることですが、もの忘れが増えるのは記憶自体が正常に行われていない状態です。今回取り上げる物忘れのテーマは下記のようなことです。
- やったはずのことを確認したくなる。
- さっきまで持っていたはずのものがどこかにいってしまう。
- 人の名前が思い出せない。
- 洗濯、料理など、自分のしていたことを忘れる。
などです。
記憶はどこで管理されている?
主たる器官は記憶を司る「海馬」、そして記憶の貯蔵庫となる「大脳皮質」となります。
海馬は入手した記憶を出し入れする場所、いわば記憶の「受付窓口」です。ここでどの記憶をどこにしまうかを整理しています。そして情報を保存しているのが脳の8割を占める大脳皮質、脳の外形を形づくっている部分です。特に前頭葉は感情や理性を管理するため、人格や思考を作る非常に重要な部分です。
原因となる脳の変化
なぜ記憶が正常に行われなくなるのでしょうか。要因となるのは主に3つの要素です。
- 年齢とともに進む脳細胞の減少
- 食生活や生活習慣の乱れによる血液循環の停滞
- 日常のストレス・外的ダメージ
【年齢とともに進む脳細胞の減少】
まず第一の要因は年を重ねるごとに進む脳細胞の減少。脳には約140億の神経細胞がありますが、この神経細胞は成人を過ぎると年齢とともに減少していきます。40歳を過ぎたころには健康な人でも約5万~10万の細胞が日々壊れていくようになっています。
【食生活や生活習慣の乱れによる血液循環の停滞】
脳内の血液不足、酸素欠乏は脳そのものの機能を低下させます。特に慢性的にこの状態になっていると脳の劣化、老化を早める大きな要因となります。
【日常のストレス・外的ダメージ】
記憶の伝達は脳内の電気信号で伝えられます。過度なストレスはこの電気信号の妨げとなり、正常な記憶の出し入れができにくい状態にしてしまいます。外的ダメージはそのまま脳細胞へのダメージですので場合によっては脳機能に大きく影響を与えてしまいます。
物忘れを防ぐには?
忘れるという行為は脳の機能の一部であるため完全に物忘れをなくすということはできませんが、記憶力を保つ食事・生活を心がけること、正常な記憶を妨げる要素を取り除くことで、物忘れをしにくい脳を作ることができます。
食生活を改善することで記憶力の低下を防ぐ
記憶力の低下は脳細胞の減少によって起こります。細胞の量は年と共に減りますが、脳細胞同士の質、結びつきを強くすることで記憶力を高めることができます。神経伝達に影響を与えるビタミンB群、DHA、これらは魚類に多く含まれるため、普段の食事に意識的に取り入れるようにしましょう。
脳の毛細血管の血の巡りが悪くなると必要な栄養素が得られず脳は劣化、老化していきます。血液をサラサラにするビタミンEをとることで脳を健康な状態に保つことができます。ビタミンEはもともと多くの食材に含まれていますが、ナッツ類や植物油などに多く含まれます。
上記に注意してバランスの良い食事を心がけましょう。食生活に偏りがあるのであれば、不足分をサプリメントで補うのもおすすめです。
認知症ではないの?
単なる物忘れと認知症の一番の違いは自分がものを忘れているという自覚症状があるかないかです。
物忘れは海馬の能力低下なので生活によって良くも悪くもなります。何かをやったことは覚えているが何をやったかを覚えていない。見たことはあるけどども名前が思い出せない、といった「具体的な内容を思い出せない」事象は物忘れです。
一方認知症は記憶の貯蔵庫、大脳皮質自体の異常です。認知症は自分が忘れたこと自体わからない、完全に記憶が欠落してしまう場合です。大脳皮質のうちの前頭葉に原因がある場合はさらに思考、感情、理性に異常をきたします。
認知症は、帰り道がわからない、同じことを繰り返し言う、など大きな異変が見られるため、日常的な忘れ物などは不安に思っても単なる物忘れという場合ほとんどですが油断は禁物、物忘れの増加が認知症の初期症状であることも確かです。
生活を見直しても物忘れが改善されない、話だけでも一度聞いてみたいといった場合は「物忘れ外来」を受診してみましょう。近くに外来が無ければ精神科、もしくは神経科に相談となります。
まとめ
物忘れが激しいからと言って薬は取りたくないものです。まずは心身健康的な生活から見直してみましょう。
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