鴨肉が美肌を目指す女性に人気なのはなぜ?おすすめの調理法と合わせて解説!

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鴨肉の抗酸化作用で、体を内側から若返らせよう

鴨がネギを背負って来る、という言葉があります。

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鴨鍋をするときに、肉だけでなくそれ自身がネギまで合わせて持ってくる、ということで、「ますます以っておあつらえむきである。」という意味の諺です。

日本の食文化において鴨肉というのは珍しいものではありませんでした。しかし、現代の日本の食卓に鴨が登場することはほとんどないと思います。

しかし、ヨーロッパ、とくにフランス料理などでは鴨肉は高級食材であるにもかかわらずよく使われています。特にハンガリー産の鴨肉は、その質と生産力から高い評価を得ています。

実は鴨というのは、美容と健康を手に入れるために注目するべき食材だという事をご存知でしょうか。今回は鴨肉の持つ魅力的な効果に迫っていきます。

目次

  1. 鴨肉に含まれる体を若返らせる栄養
  2. 肌の細胞を新しくするビタミン
  3. 体をアクティブに保つ鉄分
  4. 実は体にうれしい脂肪酸
    4-1. 鴨の脂は健康に良い
  5. まとめ

鴨肉に含まれる体を若返らせる栄養

体を若返らせる栄養には様々なものがありますが、今回取り上げるのはこの3つ。

  • 肌の細胞を新しくするビタミン
  • 体をアクティブに保つ鉄分
  • 実は体にうれしい脂肪酸

この3つをよく理解するだけで、鴨肉がいかに体に良い食材かわかってもらえると思います。

肌の細胞を新しくするビタミン

肌は毎日多くのダメージを受けています。乾燥、紫外線、水道水に含まれる塩素などの化学薬品など、数えだしたらキリがありません。

しかし、これらのダメージは、通常であれば肌の表面で受け止められるので、肌の内部の細胞までダメージを受けることはありません。

つまり、コンディションの気になる肌の表面というのは、体のバリアーであるため、外部からの攻撃から身を守った結果、乾燥やたるみとなって私たちを悩ませているのです。

また、肌のダメージは外部からのものだけでなく、内側から起こる場合もあります。これが、肌の酸化現象です。

ならば、肌の内側に眠っている、作られたばかりの新鮮な細胞を表面に持って来れば、肌の表面はいつでも若い美しい細胞でいることになります。これを実現してくれるのが、鴨肉に多く含まれるビタミンB群なのです。

鴨肉を食べて多くのビタミンBを摂取することによって、肌細胞の新旧交代のサイクル(肌のターンオーバーと言います)が活発になり、いつでも若々しい肌でいられることが期待できるのです。

体をアクティブに保つ鉄分

女性に多く見られる鉄分不足ですが、最近では男性でも多く見られるようになってきているのをご存知でしょうか。

主な原因は、鉄分を多く含む食品の摂取量が減ったこと、生活習慣の乱れなどが挙げられます。

鉄分が不足すると、貧血やめまい、筋肉の倦怠感など、体が重くだるく感じる症状が出ます。鴨肉に多く含まれる鉄分は、いつまでも体のアクティブなコンディションを保つために必用な栄養の一つなのです。

実は体にうれしい脂肪酸

脂肪と聞くと遠ざけたくなる人が多いと思います。しかし、脂肪は大きく分けて2種類の油に分けることができ、そのうちの一つは、私たちが思うようなお腹周りの脂肪の蓄積に直結しない場合があるのです。

一つはバターのように常温で固まってしまう油と、もう一つはオリーブオイルのように常温で液体状態の油です。

前者の油は、想像してもらえればわかると思いますが、体に悪そうですよね。実際、消化に時間がかかり、悪玉コレステロール値を上げるなど、多くの良くない結果を生み出すのが前者の油です。

それに対して後者の液体状の油は、消化されやすく、体に良い影響を及ぼすものが多いのです。

後者の油の中で有名なものでは、一昔前に有名になった、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸などがあります。これらは脳に良い効果が期待できるとして、一躍人気になりました。

鴨の脂は健康に良い

鴨というのは、冬の寒い水の中でもスイスイと泳ぐことのできる水鳥です。ということは、鴨の脂が常温で固まってしまうほど固かったら、冷たい水の中でスムーズに泳ぐことができなくなって、鴨にとっては都合が悪いのです。

つまり、鴨はその生活環境に適応するために、自分の脂肪の一部を低温でも固まりにくい油、つまりオリーブオイルのような液体状の油を含ませることによって、脂肪がカチカチになることを防いだのです。

結果的に、鴨は他の豚肉や牛肉などに比べて、液体状のサラサラな油を多く含む肉となり、私たちの体に優しい肉となったのです。

また、これらの油は酸化の影響を受けにくいという特徴もあるので、酸化予防に期待ができます。

まとめ

鴨肉というのは、あまり馴染みのない食材かもしれませんが、抗酸化作用をはじめとする体への良い働きがたくさん詰まった優秀な肉なのです。

 

また、健康に良いだけでなく、冷えても固まりにくい油の特質から、暖かくても冷たくてもジューシーな口当たりが美味しい肉でもあります。

あまりメジャーな食材でないため、調理の方法がいまいちよくわからない…という方にお勧めなのは、フランス料理の鴨のコンフィです。解凍するだけで柔らかく芳醇な鴨の味を楽しむことのできる逸品です。

体を内側から美しく健康にして、しかも味覚から脳を伝わって美味しい満足感を得ることのできる鴨。最近ではネット通販などを利用することで簡単に手に入るので、ぜひ試してみてください。

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