肌荒れは下痢・便秘も大きな原因!肌の不調をまず腸に聴く理由

腹痛

肌荒れと腸の関係を考える

肌荒れ、いくら皮膚をケアしてもなかなか治らないことってありませんか?腸の不調があるとき、多くを占める悩みの一つが実は肌トラブルなのです。

もしかするとなかなか治らない肌荒れは腸から来ているものかもしれません。

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目次

  1. なぜ腸と肌荒れが関係するの?
  2. 便秘、お腹が緩いときの肌荒れ
    2-1. 肌に溜まる毒素
  3. 腸と不眠症
    3-1. 不眠症の解消は肌にも好影響
  4. 腸の環境を整える
    4-1. 空腹を大切にする
    4-2. 夕食後、寝るまでは何も食べない。3時間あける
  5. まとめ

肌荒れ、ニキビは若さの象徴のようなもの。しかし大人になってもニキビができる、なぜだろう、と思ったことはありませんか?

大人になって大きく変わる生活、いったい何がそんなに変わったのか。改めて考えてみればその多くは食生活ではないでしょうか。

そして体を動かさなくなったこと。学生のころは別に意識もしなかったけれど、たとえ文化部の人でも教室間の移動、掃除の時間、そして通学では自宅もしくは駅からそれなりの距離を歩いていたことと思います。

当たり前のように大人になって、仕事を始め、外で遊んだ時間はいつのまにか同僚や旧友との飲み会で思い出話に花を咲かせる時間に変わっていきます。

成長して、自分は変わっていないと思っていても、腸をはじめ、体は敏感にその変化を感じ取っています。

なぜ腸と肌荒れが関係するの?

実は腸と肌荒れは密接に関係しています。

腸の役割は多様で未だそのすべての役割が解明されたわけではありませんが、これほどまでに健康に結びつけて話されるのは、腸は人間が食事をしたときにその栄養を吸収する唯一の器官だからです。

お腹に不調を感じている人が持っている大きな悩みの一つが実は肌荒れなのです。

今ニキビができているのは口回りではないでしょうか。学生のころはおでこや鼻、こめかみなんかによく吹き出物が出ていたものかと思います。

おでこや鼻はTゾーンと呼ばれ、皮脂が多く分泌される箇所であるため学生のころに荒れやすい箇所です。 

便秘、お腹が緩いときの肌荒れ

このときにも肌荒れを感じる人は多いはずです。

腸は栄養を吸収する器官、そこに不具合がでれば体に必要な栄養がしっかりと吸収されません。コラーゲンを生成するために必要なビタミンCやビタミンAが不足し、肌荒れの原因の一つとなります。

肌に溜まる毒素

これはリーキーガットという考え方ですが、腸が不調をきたすと栄養を吸収する腸の穴が大きくなり、本来吸収することのない物質まで取り込んでしまうという説もあります。

通常不要物は大腸を通り排泄されますが、体に入ってしまったものはどうなるのでしょう。排泄以外にも人間には不要物を排出する機能が備わっています。

それは汗です。汗をかくことは毒素を排出するために必要なものですが、皮膚の代謝が悪いと、毒素はその中に、つまり皮膚にとどまることとなってしまうのです。

サウナや砂風呂でで汗をかいてデトックスを行うのはこの毒素を外に出すためですね。

腸と不眠症

睡眠は深部体温、ホメオスタシス、睡眠覚醒リズムの3つが大きな要素として挙げられますが、食事はその深部体温と深くつながっています。

人間には体内のシステムが恒常的に保たれるようにできており、一方に偏ると反対の方向へ戻そうとする性質があります。

そしてそのふり幅は一方が大きくなればもう一方も大きくなる関係にあり、覚醒時に運動を行うと体はより覚醒し、その反動で睡眠時に深い眠りを得ることができます。

深部体温と睡眠も相関関係にあり、活動時には体温が上がり、睡眠時には体温は下がります。

深部体温は覚醒睡眠のリズムとは異なりますが、同じように寝る前に体を温めるお風呂に入ることで、睡眠時にはより深部体温を下げ、より良い眠りを得ることができます。

寝る前の食事が睡眠に悪いとされるのは、食事は内臓の体温を上げてしまうということ、これは食事誘導清熱代謝とか 得意動的作用と呼ばれます。

深部体温が低い状態が睡眠に快適な環境であるのに、食事によって内臓の温度が上がってしまうため、環境が反発して眠りが浅くなってしまうのです。

【参考文献】

不眠症の解消は肌にも好影響

良い睡眠が肌に好影響を与えることは言うまでもありませんね。睡眠のリズムに合わせて深い眠りにつくことで、日中はより覚醒した状態で活動することができます。

それは体内でのストレスを軽減することにほかならず、人間の精神を司る自律神経を正常に機能させます。

自律神経が正常であることで血圧や発汗、代謝機能はより顕著に働きますから、肌のバリアとなる油分を適正に分泌したり、肌をしなやかに保つことで、角質層のこりで起こるニキビなど肌荒れのリスクを減らします。

腸の環境を整える

さて、ここまで腸と肌荒れと関係をまとめましたが、

なるほど、と少しでも興味を持っていただけた方に試してもらいたいことが2つあります

  • 空腹を大切にする
  • 夕食後、寝るまでは何も食べない、3時間あける

空腹を大切にする

空腹時は腸の掃除の時間です。おなかが空くとグルグルとお腹が鳴りますよね。あれは腸が残った食物を、自分の体をよじって掃除しているところなのです。

その時は、あぁ、今が体の中がきれいになっていると思って30分程度じっと我慢してみてください。空腹は体に悪いことではないんです。

また、腸の環境を良くしようと乳酸菌をとろう、発酵食品を摂ろうと言われますがすでに肌荒れなど、腸の不調が出始めているのであればそれは逆効果です。

人間カゼをひいているときに体力作りはしませんよね。もしすでに不調が出ているのであればとにかくまずは腸を休ませる、そのため空腹の時間を作るのはとても大切なことなのです。

夕食後、寝るまでは何も食べない。3時間あける

寝る前に食事をしないことです。十分に消化しきれていない食べものがおなかに多く残ったまま横になると、内臓は夜も働き続け、休むことができません。

体が横になっているのでうまく消化も進まず、お腹の体内時計もくるってしまい、自律神経も乱れ始めます。

また、消化不十分の食べ物が36.5度の体内に何時間もおかれたらどうなるでしょう。当然腐りますよね。寝る前の食事は口臭の原因にもなります。

確かに夜に何かを食べたくなるのは分かります。でも一週間だけ我慢してみてください。得られるものは本当にそれだけ大きいのです。

食事は早めにとって、そのあとゆっくりお風呂に入り、何気ない本やマンガをボーっと読んだり好きな音楽を聴いたりします。

時間がある時は軽く散歩やランニングをするのも良いです。

というのも、普段、夜中の0時1時に眠る人は、実は20時あたりが最も運動に適した時間なのです。

睡眠にもピークがあって、だいたい14時に1回と23時に1回あります。

一方で20時という時間帯は脳の覚醒がもっとも進んでいる時間帯で、寝ようと思っても寝れない時間と言われています。この時間に軽い運動しておくと、睡眠のピークをより顕著に感じることができます。

まとめ

自分は腸の勉強を始めてからこの生活を実践して、肌荒れ、不眠、お通じの乱れが本当に3ついっぺんに解消しました。今は夜に何かを食べたいともあまり感じません。

いかがでしたでしょうか。まずだまされたと思ってぜひ一度試してみてください。特に、どんなに洗顔や化粧水に気を使っても口回りにニキビができてしまう人、特に消化に悪いものを食べた覚えもないのにお腹を下す人にはお勧めです。

下の記事では腸によさそうで実は悪いものについても取り上げています。お時間があればこちらも読んでみてください。

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