肩こりのある人は頭痛・めまいも感じている?プチ断食をおすすめする理由

Shoulder stiffness

頭痛・めまいを伴う頑固な肩凝りは、プチ断食で劇的改善する!?

肩凝りの解消には、これまでにも数々の商品やエクササイズにスポットが当てられてきました。

Shoulder stiffness

肩凝りに関する健康法やサプリメントは、その人の体質にピタッと合うこともありますが、単なる火消としての域を出ないものも多く、重い肩凝りに対してはおよそビクともしません。

また、治療院を頼りにするにしても名医を見極める目が必要となるため、ほとんどがその場限りの癒しや回復に納得する他なく、肩凝りの根本原因解消をゴールとするならば、まだ迷い道を何となくウロウロしているような段階といえるでしょう。

肩凝りの解決方法は、実はそれほど難しくありません。少食や断食という、プラスではなくマイナスの手法をとることが、最も理に適った改善策なのです。

目次

  1. コリはどの程度?あなたの肩凝りの進行レベルを見極めよう!
  2. 有名人にも実践例の多い「一日一食」で肩凝り知らずに
  3. 体内リセットのためのプチ断食・週末断食
  4. 重度の肩凝り持ちの方は「鈍重肝臓」にご用心!
  5. まとめ

コリはどの程度?あなたの肩凝りの進行レベルを見極めよう!

肩凝りは、血流が悪く、筋肉が疲弊している部分に発生する痛みです。慢性化すると、頭部周辺の筋肉も凝り、緊張型頭痛やめまいを生じさせる原因ともなります。

また、肩凝りによって、副交感神経が緊張すると、脳や耳への血流が滞り、三半規管がつかさどる平衡機能や自律神経が乱れ、めまいが起こることもあります。

凝っているを通り越して、肩を回すとゴリゴリと筋肉の鳴る音がしたり、肩凝りと併せ、地に足がついていないような「浮動性めまい」を伴ったりするのであれば、筋肉の疲労を超えて、血行障害が顕著であると考えられます。

ここまで来ると、肩を揉むマッサージや電気治療、筋弛緩剤やビタミン剤の投与ではほとんど効果がなく、時間的・金銭的にも本来の価値を得られない可能性が高くなります。

有名人にも実践例の多い「一日一食」で肩凝り知らずに

食べ物は胃や腸で消化・吸収されますが、その時、血液はそれらの器官に集中し、消化器官の機能を活性化させます。一方、骨格筋や脳、心臓をはじめ他の器官や細胞への血液供給量は低下します。

ここでもしも、1日3食お腹いっぱい食べて間食まで加えているのなら、血液の供給先は常に胃腸が優先されることになり、他の臓器器官は少ないエネルギーでやりくりしなくてはなりません。

そうなると血液から栄養成分を摂取することも、逆に老廃物を体外に排出することも難しくなり、やむなく酷い肩凝りなどの数々の不調が現れることになります。

身体の代謝機能を高めるには「腹八分目」や「少食」を心掛ける必要があり、酷い肩凝りについても例外ではありません。

少食には様々な手法が用いられます。一日の食事量が相対的に少なければ少食となりますが、朝・昼・晩のいずれかの食事回数を減らすことでも実現できます。

「一日一食」を生活に取り入れている有名人は意外と多く、ビートたけしさんやgacktさん、久本雅美さん、福山雅治さん、ピンクレディーのミーさんなど、スポーツ選手の辰吉丈一郎さんも10年以上一日一食生活を続けているそうです。

参考書籍:空腹力 やせる、若返る、健康になる!

体内リセットのためのプチ断食・週末断食

お困りの症状や抱えている持病を短期間で治す方法が、何といっても断食です。ただし自己流でやる場合、長期間の絶食はリスクが大きくなるため、1日~3日程度に留めておく必要があります。

断食はざっくりと、酵素や汁物を一日に数回摂取する「酵素断食」やごく少量の固形物であれば摂ることができる「プチ断食」、水しか飲まない「本断食」があります。

断食道場などでは、酵素断食や本断食を取り扱うケースが多く、質の高い生きたままの酵素が飲めることを利点としている所もあります。熟練した指導者の元では長期の断食も可能となりますが、自宅でやる場合には無茶なことはできません。

その代わりに、断食の前日までに少しずつ食事量を減らしていった後、1~3日ほどの断食期間を設け、また数日かけて食事量を増やしていく方法でも次のような効果が出てきます。

  • 肌がきれいになる
  • むくみがとれる
  • 毒素が排出される
  • 精神が安定する
  • 持病を治す手助けをする
  • 老化抑制遺伝子を活性化させる
  • 宿便が排泄される

特に、人間誰しも腸内に秘めている「宿便」の排出が促され、これを出すことによって病状が一気に変わる事例が今までにも数え切れないほど確認されています。

宿便は万病の元ともいわれ、胃腸の処理能力を超えて食べ過ぎ続けた結果、腸管内に渋滞する排泄内容物です。これが頭痛や肩凝り、めまい、倦怠感などの多種多様な症状を引き起こすことから、断食の目的を「宿便の排泄」とする方が非常に多いのです。

参考書籍:断食博士のくろう話

重度の肩凝り持ちの方は「鈍重肝臓」にご用心!

食べ過ぎは肝臓や腎臓などの解毒器官にも負担を与えます。というのも胃や腸といった消化吸収は、有害物を排除するという役割も一手に担っているため、毎日の食事量が胃腸の処理能力を超えると、その点にまで影響が出てしまうのです。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、機能低下のサインやトラブルを感知しにくく、潜在的な病を持っている可能性の高い器官です。

東洋医学では「鈍重肝臓」と呼び、自覚症状としては以下のようなケースが表れます。

  • 肩や首が凝りやすく、疲労感がある
  • 右脇腹付近に鈍い痛みがある
  • 人一倍食べているにも関わらず、便がほとんど出ない
  • 体温調節が出来ず、寒さや暑さに弱い
  • 物の考え方が悲観的で、取り越し苦労ばかりする

鈍重肝臓は未病、つまりまだ病気になる1歩手前であるため、血液検査では肝機能が正常値を取る場合がほとんどなのですが、不思議なことに、少食や断食を実践すると、隠された未病が現れるかように、一時的に肝機能のGOTやGPTの値が異常に高い数値を出すことがあります。

そのまま少食を続けていると元の数値に戻っていきますが、こうして一定期間、数値的な異常や症状そのものが悪化することを東洋医学では「好転反応」または「めんげん」と呼びます。

断食中は好転反応が多発し、これを過ぎると本格的な治癒が起こったとみなすことができるのです。

参考書籍:奇跡が起こる半日断食

まとめ

肩凝りにお悩みの方が力を入れて取り組むべきは、飽食の毎日にピリオドを打つことです。

また可能であれば食事量や食事回数を減らし、機会を見て少食や断食を取り入れると、なお効き目があります。

少食や断食は中でも、固い意志の力を必要としますが、一歩ずつ、段階的に進んでいくことで先に体が慣れてくるはずです。ただ辛い症状が続く時は、あまりストイックに制限せず、心がなるべく穏やかでいられるような楽しい食事の時間を作るようにして下さい。

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