代謝がいいと寿命が縮む?ウソかほんとか検証!

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皆さんが、自分が代謝が良いと思われるのは、人より多く汗をかくからではないでしょうか?

代謝がいいことは、体にとって好影響。

でも、代謝が進むと、それに合わせて老化もどんどん進んでしまう?なんてことも、少し不安に思いますよね。

今回は、代謝がいいことと、人の寿命とが、どのように関係しているかを考え、解説していきます。

代謝が良いと人より老化が進むのか

汗をかいていると、ものすごいエネルギーを使っているように見えまよね?

ですが、汗をかくこと自体に、体脂肪を燃やす効果はないんです。

汗の役割はあくまで体の温度調節。

同じ運動量、運動強度であれば、必要なエネルギーはもちろん同じ。

そこには汗をかきやすいか、かきづらいと言う差があるだけで、消費しているエネルギーの量がかわることは、ほとんどありませんね。

つまり、汗をかくからといって、細胞を新しく作り変えているわけではないんです。

<関連記事:汗っかきは代謝がいいから?汗をかかなくすることはできるのか>

細胞の寿命は決まっているの?

人の細胞に寿命があるかないか、細胞分裂できる回数が決まっているのかって、ちょっと気になりますよね?

老化についての研究は、過去から多くなされており、特に細胞分裂の過程について、着目されることが多いですね。

2009年にノーベル賞を受賞した研究でも、この細胞の劣化について、取り上げられていますので、その話を少し。

細胞が新しくなるときには、染色体と言うものがコピーされ、全く同じものが作られるのですが、この時、染色体の中で、変化を起こす箇所があります。

それは「テロメア」と言う部分。

染色体が解けないようにするための、…なんでしょう。

紙に包まれているキャンディーを染色体に例えると、両端の捻って止めてある部分のこと!

この研究では、細胞分裂を起こすと、そのたびにこのテロメアが、少しずつ短くなっているということを発表しています。

このことから、テロメアは「命の回数券」なんて言われたりします。

代謝によって細胞分裂が進めば、寿命が縮むという事は、こういったところから徐々に裏付けが進んでいるんですね。

代謝が悪いと寿命が伸びるの?

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最初の章でお話ししましたが、代謝とはなかなか広義です。

体の中の活動が健全かつ、活発になっていれば、代謝がいいと言えるでしょう。

それなら、代謝が悪くなれば、細胞分裂の回数が減って、寿命が長くなるのでしょうか?

代謝が悪いということは、体に必要なものが「正常に」作られなくなるということ。

それってどうなんでしょう?

極端な話、全く食事をしなければ、体の中で栄養が作られなくなり、代謝が落ちていきます。

そのかわり血行が悪くなり、内臓が劣化していく。

同じ栄養とったとしても、必要なところまで、十分に行き渡らなくなってしまいますね。

それは結果として、肌荒れだったり髪の毛の状態など、細部まで現れる。つまり、細胞にダメージを与えてしまいます。

代謝がよくなれば、細胞分裂は進むが、ダメージは少ない。

代謝が悪くなれば、細胞分裂する回数を減らすことができるけれども、結果として、細胞に与えるダメージが増えてしまう。

どちらが長寿になるかわかりませんが、どちらを選ぶべきかは考えるまでもない気がしますね…?

まとめ

  • 汗をかくことと、細胞の老化は直接的な関係はない
  • 細胞分裂の回数に限界があることは、研究により少しず裏付けされてきている
  • 代謝がいいと栄養がいきわたり、結果として細胞を助ける!

代謝がいいことは、長生きするうえでも大切なことのようですね。

ですが、あまりに代謝がよすぎるのであれば、自律神経に負荷がかかっているかもしれません。

一度心療内科等の受診を、検討してみると良いでしょう。

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