代謝がいいのに痩せないのはなぜ?3つの代謝を知ればやるべきことが見えてくる!

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運動してもなかなか思うように痩せられない…。

食事も気にしているし、汗もかく。

代謝が良いのに痩せない理由は何なんでしょう?

代謝にも種類がある!痩せないのなら、注目するべきポイントは

体温も高いし汗もかく。代謝が良いはずなのになぜ痩せないのか。

その答えはシンプルで、汗をかくということは、単なる体温調節機能だからなんですね。

汗をかくこと自体で、エネルギーを消費しているわけではないんです!

関連記事:汗っかきは代謝がいいから?汗をかかなくすることはできるのか

代謝というのは、とても意味の広い言葉。運動しても痩せない人が着目するべきは、エネルギー代謝と言うもの!

エネルギーを、効率よく生み出せる体になっているかどうかが、痩せられるかどうかのカギになるんですね。

確かに、エネルギーを多く消費している人は汗をかきやすいのは事実です。

ですが例えば、サウナに入る。これはエネルギーは全く消費しませんが、この時、汗をかく人もいれば、あまり汗をかかない人もいますね?

これは、汗をかきやすい、単純に体温の調節機能が優れているのであって、代謝の良し悪しを判断するには少し根拠が足りていないんです。

3種類のエネルギー代謝

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私たちは、どれだけ汗をかいたかではなくて、どれだけエネルギーを作り出して消費しているかを考えなくてはならない。

これがエネルギー代謝について考えるということ。そしてエネルギー代謝にも3つの種類があります。

  • 基礎代謝
  • 食事に伴うエネルギー代謝
  • 身体活動による代謝

基礎代謝とは心臓を動かしたり、体の中で栄養を作り出したり何かを考えるときに、消費しているエネルギー。

生きていく上で、最低限必要なエネルギー消費のことです。

食事に伴う代謝は、何かを食べ物を消化したり吸収したりする過程で、消費されるエネルギー。

そして身体活動による代謝が、私たちが出勤をするときに足の筋肉を使ったり、人と喋る時に頭を使ったりといった、活動に伴う代謝です。

私たちが生活する上で、1番エネルギーを消費しているのは、この3つの代謝のうちどれだと思いますか?

答えは基礎代謝。これがエネルギー代謝の6割から7割を占めます。

歩いたりしゃべったりといった、実生活に伴うエネルギー消費が、代謝の多くを占めると思われがちですが、実は私たちが体を動かしている時よりも単純に生きていく基礎代謝。

これが、最もエネルギーを消費しているんですね。

基礎代謝を上げるには筋肉をつけるのではなく?

筋トレをして筋肉を増やせば、基礎代謝が上がって痩せない体ができる!とよく耳にするかと思います。

ですが、基礎代謝がエネルギー消費において多くを占めるとわかれば、より良い運動の質と言うものが見えてきますね。

確かに筋肉の量が増えると血流も良くなりますし、体積に対して重い成分をつける事は、エネルギー消費を増やすことにもつながります。

基礎代謝についてもこれは同じ。

筋肉は血流を生むポンプの役割を果たしていますから、生命維持にも必要なものです。

では、基礎代謝のうち、筋肉が動くことで消費するエネルギーは、どれだけの割合を占めているのでしょうか?

以下は、eヘルスネット:厚生労働省で示している基礎代謝の割合です。

臓器・組織 比率(%)
骨格筋 22
脂肪組織 4
肝臓 21
20
心臓 9
腎臓 8
その他 16

筋肉、つまり骨格筋による代謝は22%にとどまっています。

その他8割は別の器官でのエネルギー消費なんです。

代謝を上げるために必要な運動

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単純に筋肉の量を増やすのではなく、体の各器官が健康で、より活発に動いていることの方が、代謝を上げるには有効な手段のようですね!

その上で、エネルギーを消費することで初めて、痩せることができる。

プールやマラソンなどの有酸素運動は、エネルギーを消費するということももちろんそうですが、呼吸と言う代謝の力を高めるのでより効果があります。

リバウンドしない体になるために

先ほどの表を見ると、脳と肝臓も、筋肉と同じだけのエネルギーを消費していることに気が付きましたか?

そしてこの2つに共通するのは、糖をコントロールしている臓器であるということ。

食事、特に糖質制限によるダイエットがよく行われていますが、糖質を制限するとこれらの臓器も弱くなってしまう。

糖の量を減らしても、それと同時に、糖を代謝する力も弱くなってしまいます。

ある程度のところまでは痩せられても、そこから全く痩せなくなったというのもよく聞く話。

代謝が落ちてしまえば、それもうなずけます。

そしてもう一つ怖いのが、リバウンド。

代謝が落ちた状態で、もう痩せたからOK!と、普段の食生活に戻すとどうなるか。

エネルギーに変える力が弱くなっているということは、太りやすい体質になっているということにほかなりません。

過去より多くのエネルギーをため込むこととなり、それは必然的に脂肪に変換される。

リバウンドで以前より体重が増えてしまったという声も、後を絶ちません。

要するに、

食事を制限して、代謝を落とし痩せる!は危険

正しい食事をして、代謝を上げて痩せる!が一番安全なのです。

正しい食事とは、代謝を上げる、つまり、各臓器を活発にする食事、ですね?

糖質を気にすることはもちろん大切ですが、バランスの良い食事が必要。

糖質制限ダイエットが効果があるのは事実です。ですが、上記のリスクを知っておいてくださいね?

終わった後の食生活で、すべては決まります。

ライザップなどのパーソナルジムが、なぜ食事にまでこれほど干渉してくるのか。

1番の理由がここにあります。

こちらの記事では、どういった運動がエネルギーをよく消費するのかをまとめてあります。

ぜひ生活の中で意識してみてください。

関連記事:代謝がいい人、いくら食べても太らない?

まとめ

  • 代謝にもいろいろある、大切なのはエネルギー代謝!汗はあくまで指標の一つ
  • 生命維持活動に必要な基礎代謝を高めることが、太りづらい体になる近道!
  • 糖の代謝は落とすな!ゼロにはせず、バランスのよい食生活と運動を

突然体重が増えると、焦って生活に制限をかけてしまうもの。

でも、急な舵取りは危険です。

まずは自分がエネルギーをどのくらい消費しているのかを把握して、それに見合った食生活をすることから考えていきましょう!

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