肌にいいビタミンの種類はコレ!おすすめ食材と、摂る際の注意点
若々しい肌を取り戻したい人必見!このビタミン・食材が肌を若返らせる
いろんな化粧品や美容製品を使っても、思ったような効果が肌にあらわれない…こんな悩みを持つ方は多くいらっしゃると思います。
肌も、体と同じように年齢とともに機能が低下します。ヒアルロン酸やコラーゲンが配合された化粧品を使っても、有効成分を吸収する肌の機能が弱まっていれば、あまり効果が現れません。
肌の機能を高めることこそが、効果ある美容対策の第一歩。
今回は肌の細胞を新しくする「ターンオーバー」と、肌にうれしい栄養の関係を紐解いてゆきます。
目次
- 肌美容の第一歩!ターンオーバーとは?
- 細胞のターンオーバーは若返りの秘訣
2-1. 顔の肌の細胞 - 肌の代謝を高めよう!
3-1. お肌の救世主!ビタミンB - 肌再生を促す食材とは?
4-1. お肉を選ぶのであれば鴨が良い?
4-2. ビタミンBは高カロリー - まとめ
目次
肌美容の第一歩!ターンオーバーとは?
ターンオーバーという言葉は、美容の世界だけで使われる言葉ではありません。広く、様々な分野で、「新しいものと入れ替わる」という意味で使われています。
美容の世界や生物学の分野で、細胞のターンオーバーという言い方がされます。
私たちの体は、およそ37兆個もの膨大な数の細胞で構成されています。しかし、この細胞たちは不死身ではありません。時間が経つにつれ老化した細胞は死んでしまいますし、外部からのショック、例えば太陽の紫外線、熱によるヤケドで細胞は損傷してしまいます。
こうして死んでしまった細胞たちは、速やかに体から排除されてゆきます。しかし、一方的に細胞を排除し続けていたら、体の細胞は減り続ける一方です。
そうならないように、体の細胞の数を常に一定に保つようにするため、体の中では絶えず新しい細胞も作り出しているのです。このように、古い細胞は捨てられ、新しい細胞が作り出される…このようなサイクルのことを、細胞のターンオーバーと呼ぶのです。
細胞のターンオーバーは若返りの秘訣
細胞のターンオーバーによってつくられた細胞は、いわば細胞の赤ちゃん。生まれたばかりの細胞は古い細胞よりも活発に活動します。
細胞の大切な仕事の一つに栄養の取り込みというものがあります。細胞は自身が必要な栄養を摂りこみ、内部で様々な物質を作り出すことができます。細胞とは、とても小さな工場のようなものなのです。
そして、化粧水に入っているヒアルロン酸やコラーゲンという成分も、本来細胞自体によって作り出されるものです。つまり、元気な細胞を維持して、栄養豊かな環境を用意してあげれば、細胞たちはせっせと美肌効果のある成分を作り出してくれるのです。
細胞の仕事でもう一つ忘れてはいけないのが、細胞分裂です。細胞は、自分のDNAを半分に分けて、次々と分裂していく力があります。
細胞分裂というのは、いってみれば新しい細胞を作り出す作業なので、これもまた効果的なターンオーバーを繰り返すためには必要不可欠な機能です。
顔の肌の細胞
体中の肌の中で、一番気になるのは顔の肌だと思います。
顔の肌も、全身の細胞と同じように、ターンオーバーが起きています。
特に顔というのは常に外部に露出しているため、多くのダメージを受けている場所です。つまり、顔の肌の表面に近い細胞は、多くの損傷を絶え間なく受けてしまっているのです。
特に問題となる要素には、日光による紫外線のダメージ、乾燥、ほこりや排気ガスなどの汚れ、皮脂の酸化などがあります。
しかし、これらのダメージを日常生活から取り除くのは容易なことではありません。
そこで重要になってくるのが肌細胞のターンオーバーです。
肌表面近くの細胞が損傷してしまうのは仕方がないことだとして、内側から新しく生成されてくる細胞を増やすことで、肌を内面からみずみずしくしようとする考えなのです。
肌の代謝を高めよう!
肌細胞のターンオーバーが肌の若さを保つ秘訣であれば、どのようにしてターンオーバーを促進するかがポイントになってきます。
体の健康を維持するために必要不可欠なのが、規則正しい生活リズムです。
細胞というのは、外部から食事の摂取を通して入ってきた栄養や、目から感じ取る光、嗅覚で判別する匂いなど、あらゆる生活の中のサインからシグナルを読み取り、それを細胞活性化のスイッチのオン/オフに役立てているのです。
つまり、毎日3初回の食事をとったり、早すぎず遅すぎない起床時間で太陽の光を体に浴びるなどの規則正しい生活をおくることで、肌を内面から元気にすることができます。
しかし、規則正しい生活を送るのが難しい現代人。また、一般的な健康以上に、肌を美しくしたいと願う人も多いかと思います。
そこで今回着目するのが、ターンオーバー、肌の代謝を促進する栄養素についてです。
お肌の救世主!ビタミンB
肌のみならず、肌細胞のターンオーバーを促進してくれる栄養に、ビタミンBがあります。
ビタミンBと一口に言っても、さらにビタミンB1のように細かく分類することができます。
今回注目するのは、ビタミンB群の中でも、特に肌の再生に有効だと言われているビタミンB2とビタミンB6です。
肌の再生には、先ほど紹介したとおり、細胞の仕事の大きな役割の一つ・栄養の取り込みがとても重要になってきます。というのも、何もない状態から新しい細胞はできません。
新しい細胞を作るための様々な”材料”があって、初めて新しい細胞を作り出すことができます。
その中で、ビタミンB群は、肌再生のプロセスには欠かせないタンパク質を速やかに届けるという機能を持っています。とりわけ、ビタミンB2、B6はその効果が大きいので、肌再生を促すときにはマストで摂取したい栄養素なのです。
肌再生を促す食材とは?
では、ビタミンB2やB6はいったいどんな食材に含まれているのでしょうか。
ちなみにビタミンやミネラルは微量栄養素と呼ばれ、大切な役割をはたす割に、そんなに多くの量は必要としません。1日の必要摂取量は、ビタミンB2、B6、どちらも1.5mg程度で良いのです。
ビタミンB2は動物のレバー(肝臓)やハツ(心臓)の部位に多く含まれ、1日5切れ程度で必要摂取量を満たす量となります。日常的な食品ではタマゴやのり、納豆、ウナギなど類にも多いのが特徴です。
ビタミンB6はニンニク、マグロなど魚類、鶏肉に多く含まれます。
タマゴ、海苔、おさかな、こうしてみると朝食の定番メニューですね。健康的な朝食は美肌をつくると言えそうです。注目食材はレバー、健康にいいと聞いたことはあるものの、肌代謝にも一役買っているということで、覚えておきたい食材です。
レバーはさらにお肌の栄養となるビタミンAまで含んでいますが、こちらは脂溶性のビタミンであり、摂りすぎはむしろ逆効果です。お肌に良い食材とはいえ程々に。
お肉を選ぶのであれば鴨が良い?
私が肌再生の食生活について調べていた時に、ヒントになったのはフランスのリヨンの食文化でした。
フランスというのは北と南、東と西で大きく食文化が違います。
例えば、酪農で有名な北部フランスではバターを油として使った料理が多いのに対して、太陽が照りつける乾いた大地の南フランスでは、地中海性気候を利用して栽培されたオリーブが油として使われます。
動物性油脂と植物性油脂で、全く性質の異なる油がそれぞれの地域で使われているのです。
そして、その中間に位置するリヨンでは、なんと料理油として鴨の脂が多く使われるという食文化があるのです。鴨肉は、日本では鴨南蛮そば以外にあまり目にすることがありませんが、フランスではよく食べられるポピュラーな食材の一つです。
どうしてフランス人が鴨肉を多く食べるのか?それは、鴨肉はコクがあって美味しいという理由以外に、フランスでは「鴨肉は美容と健康に良い肉」と呼ばれていて人気があるためです。というのも、なんと鴨肉にはビタミンB群が豊富に含まれているからなのです。
また、鴨の脂というのは豚や牛の油と異なり、常温状態で若干液体になる、いわゆる「さらっとした油」です。常温でも溶け出すという事は、バターのような油というより、オリーブオイルのような植物油に似た性質を持ち合わせているという事になります。
基本的に、消化のしやすさや悪玉コレステロール値の上昇から考えても、動物性脂肪より植物性脂肪のほうが体に優しいので、鴨の脂は動物であるにも関わらず、健康に良い脂であると言えるのです。
ビタミンBは高カロリー
いくら肌に良いからと言って、ビタミンBを多く含む食材を食べすぎるという事は良くありません。
往々にして、ビタミンB2を多く含む食材、特に肉類は、カロリーが高い傾向にあることが多いので、ビタミンのために摂取しすぎてしまうと、同時にカロリー過多になってしまう可能性があるということに気を付けましょう。
まとめ
肌の若さを保つ秘訣は、肌の外側からのお手入れというより、むしろ内側から「肌再生レベル」で考えることが大切です。実際に欧米では、美容のために様々な食生活スタイルが提案されていて、それがモードになってきています。
肌を若々しく保つには2つの視点があります。一つは肌を活性酸素や紫外線などのダメージから守ること。もう一つは代謝を高め、新しい肌を生み出していくこと。
今回ご紹介したのは後者、ビタミンB群を多く摂取することで、肌細胞のターンオーバーを促すという方法です。肌を内側から活性化させることで、表面的ではない内側からの、本当の美しさを手に入れることができるでしょう。
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