自律神経失調症の症状の特徴は？脅迫庄屋パニック障害との違い

自律神経失調症、心と身体を結ぶ連絡線の異常

自律神経失調症は心の負担が限界を超えて生じる体への影響と言えるでしょう。

ホルモン分泌異常からくる生体的なものと、思考や性格などによる精神的なものと、原因は大きく2つに分かれます。

自律神経とは体の生理機能を司る神経、たとえば暑ければ汗をかいて熱を発散しようとしたり、寒ければ震えて体温を保とうとしたりするのですが、

こと自律神経が異常をきたすと、特に何もない場面でも突然動悸が激しくなったり、汗を書き出し、意識が遠のくなどの症状が表れます。

その原因はうつやパニック障害など精神疾患が引き金となるケースが多いようです。

精神的に過敏に反応する、たとえば極度の上がり症であるとか、すぐにおなかを壊すなど、局所的に生理機能を乱す症状もあります。

自律神経は血圧、代謝、消化器官、ありとあらゆる体の器官に影響してきます。心の不調が体に与える影響はとても大きいのです。

当サイトでの健康とは、栄養を吸収する唯一の主要器官である腸、そして栄養を全身に運ぶ血管の健康、そして心の問題の3本軸で考えています。自律神経はそのうちの心の問題に該当するとても重要なテーマの一つです。

根本的な治療に関してはまず精神的なメンテナンスが必要です。

ホルモン分泌など、生体的な要因であれば、自律神経失調症以前にパニック障害などの兆候があった可能性が高いはずです。

一方で思考的、性格的な問題から来ている場合はうつや強迫性障害などを事前に経由している可能性が高くなります。

予兆があったかも…という場合はそちらの改善が根本解決に必要な要素となります。そちらの解説も目を通してみてください。

【強迫性障害の兆候があった】…確認行動、高所恐怖症など●●恐怖症、etc.

【パニック障害の兆候があった】…極度のあがり症、頭が真っ白になる

こういった症状を何でもないことと目をつむり、それが当たり前になった時、自律神経失調症は現れます。

本来人間が抱えるべきではない問題を長期的に感じ続けることにより、自律神経の働きによって本来なら短期で解決する問題が、体が慢性的なものであると認識し、実際にその問題に直面していないときにもその生理現象が起こるようになってしまうわけです。